質問:歯の神経を取ったら歯は弱くなる?( 歯髄の生きている歯と死んでいる歯の違い。)

回答
歯髄(歯の神経)の生きている歯が “生木”だとすれば、死んでいる歯は“材木”に例えることが出来ます。同じ太さの生木と材木があるとすれば、ご存知のように生木には、“しなり”があるのでなかなか折れません、一方、材木には生木ほどの“しなり”は有りません。ですから、出来ることならば歯髄は生きたまま残して治療するほうが良いと言えます。しかし、歯髄近くまで達した虫歯を生きたまま治療をすると、痛みが続きやがて死んでしまします。歯の中で死んでしまった歯髄は放置すると化膿し膿がたまりやがて炎症を起こし腫れや痛みを起こします。歯髄まで達してしまった虫歯や虫歯を除去した後痛みが取れないときは、残念ではありますが、歯髄を処置してしまうことも仕方が無いと思います。でも例えその歯が材木になったとしても、法隆寺や東大寺のように立派に後世にまで残っている木材建築物があるのですから、がっかりする必要は有りません。とにかく、歯髄を失ったことを教訓にして“歯は絶対大切にするゾッ!”という気持ちを持ち続けて下さい。ちなみに、時としてセラミック等を歯に被せる場合、セラミック等の厚みを確保しなければならないため、より多く歯を削る必要があります。そのためには神経を取らざるを得ない場合があります。さらに、歯の方向を変える様な差し歯にする時、神経を取らざるを得ません。これらの事は審美的な面も考慮して治療するため、必要に応じて歯の中の神経を取ります。